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【プロ野球】国民栄誉賞とプロ野球 2013年05月14日 板橋のsportsコラム トラックバック:0コメント:0

どうも二週間ぶりです。

さて、最近もスポーツ界では色んな出来事がありました。

こと大きなニュースとしてはサッカーでは「マンチェスターユナイテッドのサー・ファーガソンの引退」テニスでは「錦織圭がフェデラーを撃破」などですかね。

しかし一番、世間を賑わしたのは、やっぱり、この二人でしょう。

松井


今更、説明も不要!国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄さんと松井秀喜さんですね。読売ジャイアンツを球界の盟主たらしめた、まさにスーパースター。
阪神愛に溢れる僕でも、この二人は大好きです。「巨人は嫌いだけど松井は好きやった!」みたいな野球ファンは本当に多いですね。

まぁ、特に20代の自分には選手よりも監督のイメージが強い長嶋さんよりも、やはり松井(以下敬称略)の方が身近で感慨深いのですよね。

ちなみに松井の日米通算成績は

打率.293(歴代36位)
2629安打(歴代5位)
494二塁打(歴代2位)
507本塁打(歴代7位)
1029長打(歴代3位)
4714塁打(歴代4位)
1557得点(歴代3位)
1649打点(歴代5位)
1391四球(歴代3位)

になります。これにプラスしてワールドシリーズMVPもあるわけですし、何より、あの真摯な姿勢と人柄があれば受賞は文句無しでしょう。


さてさて、これで国民栄誉賞を受賞した選手は、今回の二人に王さん衣笠さんを含めて4人となりました。やっぱり人気スポーツといいますか、プロ野球は国民栄誉賞を受賞しやすいスポーツのようですね。(4人/22組中)

ただし、辞退者が一番多いのもプロ野球(2人/3人中)

辞退者の一人目は福本豊さん。
通算1065盗塁は2位に500個もの圧倒的な大差をつけた偉大な記録で、今後更新されることはない不滅の記録でしょう。ちなみ福本さんが辞退するときに言った「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」は語り継がれる名言ですね。

辞退者の二人目はイチロー選手。
01年はアジア人史上初となるMLBでの首位打者・盗塁王・GG・SS・そしてア・リーグMVPの大記録を評価され、04年はMLBの年間安打記録を84年ぶりに塗り替えた262本の世界記録樹立を評価され、それぞれ打診を受けました。また日米通算の安打数は参考記録ながら1位の張本に800本もの大差をつけた歴代1位で、その他にも日米において数え切れないほどの記録を保持しています。アジア人として史上初、そして唯一のMLB殿堂入りも間違いないでしょう。

ちなみに次のプロ野球界からの受賞者は誰になるのか!?

僕の予想はこの人ですねー。

ノムサン

プレイヤーとしては2901安打・657本塁打はどちらも歴代2位の記録で、負担の大きいキャッチャーというポジションで監督兼任もしながら45歳まで現役を続けたということを考ると相当凄いです。また監督としても日本一に輝くこと3回のプロ野球史上屈指の名将ときてます。まず受賞は間違い無いでしょうね。



スター不在が嘆かれる昨今のプロ野球ですけども、例年以上にルーキーの活躍が目立つ今シーズン。このルーキー達の中から、将来、国民栄誉賞を受賞するような「スーパー」なスターが出てきてくれることを期待しながら、今日から始まるセパ交流戦でも観戦しましょう。
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CDレビュー:Vol.02 "Kimbra / Vows" 2013年05月05日 広瀬のCDレビュー トラックバック:0コメント:0

遠藤真太郎君客演の舞台を観に行ったらJetのAre You Gonna Be My Girlがかかっておりました。



大半の人は恐らく聴いたことあるはずです。そうです、ダイノジ大地のエアギターのアレですね。日本ではテレビでも使われまくっていたせいでやけに知名度の高いこの曲(芝居でも三回以上使われてんの見ました)、演奏しているJetがどこの国のバンドかご存知ですか?
アメリカ? イギリス? いいえ、違います。オーストラリアです。意外ですか? 驚きました? そうでもないですか? えっと、空気は読めますか?

話を続けます。オーストラリアのロックと言ってAC/DCを思い浮かべたあなたはそこそこロック好きだと思います。INXSとかMen at Workの名前を出したあなたは多分おっさんです。ビージーズとか言ってくるあなたはグッチ裕三です。あと、最近オーストラリアの音楽で流行ったのはこの曲でしょうか。



居酒屋とかでひところFUN.のWe Are Youngと同じくらいかかってたので聴いたことある方もいるかと思います。この曲、こんなアコースティックな音ながらアメリカで大ヒットしました。こんな感じで、オーストラリアの音楽は思い出したように英米で、当時の流行とは違う視点を持ち込むような形でヒットします。
上の曲の彼はゴティエ(Gotye)という名前で、男性のソロアーティストです。えっ、じゃあ、この綺麗な背中の美人は誰? 誰なの?とぐいぐい来てくれたあなたはきっと優しい人だと思います。本題に入りましょう。

kimbra.jpg
Kimbra / Vows(2011)

彼女の名前はKimbra、ニュージーランドのシンガーソングライターです。じゃあ、クソ長い枕でしてたオーストラリアの話は何だったの?とご立腹かもしれませんが、ニュージーランドとオーストラリアはかなり密接な関係の国家らしく、歴史的な話は門外漢なのでよくわかりませんが、何故かオーストラリアとニュージーランドでは同じような音楽が流行ります。実際、このアルバムもニュージーランドとオーストラリアの両国でプラチナ・ディスクを獲得しています(オーストラリアのグラミー、ARIAにもノミネートされていたような。獲ったのは上述のGotyeですが)。
とりあえず一曲聴いてもらいましょうか。



どうですか、この濃厚でドラマチックな楽曲。冗談抜きで掛け値なしの名曲だと思います。この一曲で英米ガールズポップの歴史が俯瞰出来ると言っても過言ではありません。R&B的であり、Be My Babyの例のドラムパターンが出てきたり、二番からモータウン的なリズムになったりと、様々な要素がひとつの楽曲に無理なくまとめられています。

この曲、ルーザーズでもかなり象徴的に使わせていただきました。祐樹が走りだし。一気にドラマがまとめて動き出す大ヤマ場です。覚えていてくている方がいたら幸いです。ちなみにサビはこんな歌詞です。

Everyday's like talking in your sleep!
Love is like a silhouette in dreams!
Open up your heart! Open up your heart!
Open up your heart and let me pull you out

毎日は眠っているあなたに話しかけているみたい
愛はまるで夢の中のシルエットみたい
心を開いて、心を開いてよ
心を開いて、あなたをそこから連れ出させて


しかし、このアルバム、アメリカではスマッシュヒット程度(ビルボード200で最高位14位)に終わりました。こんなに素晴らしいんだからもっと劇的に売れても良いんじゃないかと思うのですが、オーストラリア/ニュージーランドに対する英米のリアクションは何故かこんな感じです。オーストラリアには先のJetも尊敬するバンドとして名前をあげたYou Am Iという大御所ロックバンドがいるのですが、彼らも英米では無視され続けています。
オーストラリア/ニュージーランドの音楽、少なくとも日本人の感性には響くものがあるように思うので、また別の機会に色々取り上げてみたいと思います。

余談ですがこの曲、制作をやってくださっているTさんがやけに気に入ってくれていました。オーストラリア盤、USA盤と二枚出ていて、USA盤の方を誕生日にあげたらとても喜んでくれました。音響としてはこういうのは嬉しいものです。

次はルーザーズの残りをまとめてやるか、あるいはサージェント・ロックの話でもしようかと思います。サージェント・ロックの元ネタは、実はアメコミじゃないんですよ、という話でも。

この曲も素敵なので是非。Cameo Loverもそうでしたが、ダンスが素晴らしいね。